家を新築したり、庭のリフォームを考えたりする際、どんな木を植えるか悩むことはありませんか。実は風水において、庭に植えてはいけない木や縁起の悪い木があることをご存知でしょうか。特に実のなる果物の木は風水的に注意が必要とされており、庭に絶対に植えてはいけない植物として語り継がれているものもあります。
一方で、庭に植えるといい木や植えると良い木も数多く存在し、目隠しとしても活用できる樹種があります。これだけは庭に植えてはいけない草花木のランキングや、逆に植えてよかった木の情報を知ることで、運気を下げることなく理想の庭づくりが実現できます。
この記事では、庭に植えてはいけない木10選を風水の観点から詳しく解説し、代わりにどんな木を選べば良いのかをご紹介します。
- 風水で避けるべき庭木ランキングTOP10とその理由
- 実のなる木や果樹が庭に不向きとされる風水的根拠
- 縁起の悪い木に共通する特徴と配置の注意点
- 運気を上げる縁起の良い木と目的別の選び方
庭に植えてはいけない木を風水の観点から徹底解説
マイホームの庭づくりにおいて、風水を意識される方は少なくありません。庭に植える木の選び方次第で、家族の運気や健康に影響を及ぼすと考えられているからです。ここでは、風水の観点から庭に植えてはいけないとされる木について、詳しく解説していきます。
風水で避けるべき木ランキングTOP10
風水において、庭に植えると運気を下げるとされる木があります。古くから言い伝えられてきたこれらの木には、それぞれ風水的な理由と実用的な問題点が存在します。ここでは、特に注意が必要な木をランキング形式でご紹介します。
| 順位 | 木の名前 | 風水的な理由 | 実用的な問題 |
|---|---|---|---|
| 1位 | びわ | 陰の気が強い、病人を呼ぶ | 日陰を作る、実が腐敗しやすい |
| 2位 | 柳 | 幽霊が宿る、陰気を呼ぶ | 湿気を呼び込む |
| 3位 | イチジク | 家運を落とす、不和を招く | 根が強く基礎を傷める、虫が多い |
| 4位 | 桃 | 生気を吸う、不浄を呼ぶ | 病害虫が付きやすい |
| 5位 | 梅 | 位置により凶、家運が埋もれる | 鬼門・裏鬼門に注意 |
| 6位 | イチョウ | 家を圧迫、気の流れを止める | 大きくなりすぎる、銀杏の臭い |
| 7位 | 椿 | 首が落ちるように散る | 陰の気を持つ |
| 8位 | 梨 | 「無し」を連想、離散の象徴 | 病害虫が付きやすい |
| 9位 | けやき | 家の気を圧倒する | 根が張りすぎる、巨木化 |
| 10位 | ザクロ | 鬼子母神の伝説、財産流出 | 実が割れる様子が不吉 |
第1位：びわの木
びわの木は風水で最も避けるべき木の筆頭とされています
びわの木が庭に植えてはいけない木として知られる理由は、主に以下の点にあります。
病人を呼ぶ木という言い伝えが最も有名です。びわの葉は古くから民間療法で使用されており、病人がびわの木を求めて家を訪れることから、この木がある家には病人が絶えないという迷信が生まれました。風水的には、びわの木は陰の気が非常に強く、家全体の気の流れを滞らせるとされています。
実用面でも課題があります。びわの木は成長が早く、葉が大きいため日陰を作りやすく、庭全体が暗くなりがちです。また、実が落ちると腐敗しやすく、虫が集まりやすいという問題もあります。
第2位:柳の木
柳の木は、その枝垂れる姿から幽霊が宿る木として恐れられてきました。
風水では、柳の木は陰気を集めやすく、家の運気を下げると考えられています。特に夜間、風に揺れる姿が不気味に見えることから、精神的な安定を乱すとされています。柳は水辺に植えるのが自然な環境であり、住宅の庭に植えると湿気を呼び込み、家の土台に悪影響を与える可能性もあります。
第3位：イチジクの木
イチジクは果樹の中でも特に風水的に避けるべき木とされています。イチジクの木は成長が旺盛で、根が非常に強く張ります。この強い根が家の基礎や配管を傷める可能性があるため、実用的にも問題があります。
風水的には、イチジクは家運を落とす木とされ、特に家族間の不和を招くと言われています。また、実が成熟すると虫が大量に発生しやすく、衛生面でも課題があります。イチジクの実は甘い香りを放ち、スズメバチやアリなどを引き寄せるため、小さなお子様がいる家庭では特に注意が必要です。
第4位：桃の木
桃は中国では魔除けの象徴とされる一方で、日本の風水では庭に植えると生気を吸う木として避けられています。
桃の木は実が落ちて腐ると不浄なものを呼び込むとされ、家の気を乱すと考えられています。また、桃の花は美しいものの、散るのが早く、その儚さが家運の衰退を象徴するという解釈もあります。実用的には、桃の木は病害虫が付きやすく、適切な管理が難しい果樹です。
第5位：梅の木
梅の木は場所を選べば縁起の良い木とされますが、植える位置を間違えると凶となります。
特に玄関前や鬼門・裏鬼門の方角に植えると、家の運気を下げるとされています。梅という字が「埋める」を連想させることから、家運が埋もれるという解釈もあります。ただし、庭の適切な場所に植えれば、梅は縁起の良い木として扱われることもあるため、完全に避けるべき木ではありません。
第6位：イチョウの木
イチョウは神社仏閣に植えられることが多く、神聖な木とされる一方で、一般家庭の庭には不向きとされています。
最大の理由は、成長すると非常に大きくなることです。大木になると家を覆うほどの大きさになり、日照を遮り、落ち葉の掃除も大変になります。また、雌株は秋になると銀杏の実が落ち、独特の強烈な臭いを放ちます。この臭いは近隣への迷惑にもなりかねません。風水的には、あまりに大きくなる木は家を圧迫し、気の流れを止めると考えられています。
第7位：椿の木
椿は美しい花を咲かせる木ですが、花が首から落ちるように散ることから、縁起が悪いとされてきました。
武家社会では、この散り方が首が落ちることを連想させるため、特に忌避されました。風水的にも、椿は陰の気を持つ木とされ、家の明るさを奪うと考えられています。ただし、赤い椿は魔除けの効果があるという説もあり、地域や流派によって解釈が分かれる木でもあります。
第8位：梨の木
梨の木が避けられる理由は、その名前にあります。「梨（なし）」という音が「無し」を連想させるため、家族が離散する、財産がなくなるといった縁起の悪さを象徴すると考えられています。
風水では、言霊の影響を重視するため、否定的な意味を持つ音の木は避けるべきとされています。実用面では、梨の木も桃と同様に病害虫が付きやすく、管理に手間がかかります。
第9位：けやきの木
けやきは立派な木として知られていますが、一般住宅の庭には適していません。根が横に大きく張るため、家の基礎を傷めたり、配管を破損させたりする可能性があります。
また、けやきは成長が早く、すぐに巨木となるため、住宅地では管理が困難です。風水的には、あまりに強い木は家の気を圧倒し、住人のエネルギーを奪うとされています。けやきは公園や街路樹として植えるのが適切で、庭木としては不向きな樹種です。
第10位：ザクロの木
ザクロは鬼子母神の伝説と結びついており、実が赤く割れる姿が不吉とされています。
鬼子母神はザクロの実を食べることで人肉を食べる欲求を抑えたという伝説があり、このことからザクロには禍々しいイメージが付きまといます。風水的には、実が割れて中身が見える様子が財産の流出を象徴するとも言われています。ただし、ザクロは多産の象徴でもあるため、地域によっては縁起の良い木として扱われることもあります。
実のなる木と果樹に要注意！風水的に避けるべき理由
果樹全般が庭に植えてはいけないとされる背景には、風水の基本的な考え方があります。ここでは、実のなる木がなぜ避けられるのか、その理由を詳しく解説します。
実が落ちて腐る→穢れと陰の気を生む
風水において、腐敗は最も避けるべき現象の一つです。
果樹は必ず実をつけますが、その実を完璧に収穫し管理することは困難です。落ちた実は地面で腐敗し、悪臭を放ち、虫を呼び寄せます。この状態は風水で言う穢れであり、陰の気を大量に発生させると考えられています。陰の気が強くなりすぎると、家全体の気のバランスが崩れ、住人の健康や運気に悪影響を及ぼすとされています。
実が成熟する→木がエネルギーを奪う
果樹が実を成熟させる過程で、土地や周囲の気からエネルギーを大量に吸収すると考えられています。
このエネルギーの吸収が、住んでいる人間の生気をも奪ってしまうという解釈が風水にはあります。特に庭が狭い場合、果樹が占める割合が大きくなると、家全体のエネルギーバランスが果樹中心になり、住人が活力を失う原因になるとされています。
知恵袋の質問に答える：実のなる木は本当に良くないのか？
庭に実のなる木を植えるのは良くないという話を聞きました。例えば、食べられない南天のような実ならいいのでしょうか？
この質問への答えは、実の種類と用途によって異なります。
食べられない実をつける木、特に南天のような木は、風水的に問題ないとされています。むしろ南天は「難を転じる」という意味で非常に縁起が良い木として推奨されています。その理由は以下の通りです。
- 実が食用でないため、人が執着しない
- 実が落ちても腐敗の度合いが低い
- 赤い実は魔除けの効果があるとされる
- 常緑樹で一年中緑を保ち、陽の気を維持する
同様に、千両や万両といった実をつける木も、風水的には縁起が良いとされています。これらは財運を象徴する名前を持ち、赤い実が邪気を払うと考えられているためです。
どうしても果樹を植えたい場合の対策法
風水的には避けるべきとされる果樹ですが、どうしても植えたい場合は以下の対策を講じることで、悪影響を最小限に抑えることができます。
鬼門・裏鬼門を避けて植える
鬼門（北東）や裏鬼門（南西）の方角には、風水的に特に注意が必要です。これらの方角に果樹を植えると、その悪影響が増幅されると考えられています。果樹を植える場合は、東または南東の方角が比較的無難とされています。
こまめに手入れをする
実がなったら必ず収穫し、落ちた実はすぐに拾って処分することが重要です。腐敗を防ぐことで、陰の気の発生を最小限に抑えられます。剪定も定期的に行い、木が大きくなりすぎないよう管理しましょう。
陽の気を持つ木とバランスを取る
果樹だけでなく、南天や松といった陽の気を持つ木も一緒に植えることで、庭全体の気のバランスを整えることができます。果樹1本に対して、陽の気を持つ木を2本程度配置するのが理想的です。
これだけは絶対避けたい！縁起の悪い木の特徴
具体的な樹種だけでなく、縁起の悪い木には共通する特徴があります。これらの特徴を理解しておくことで、木を選ぶ際の判断基準として活用できます。
陰の気が強い木の特徴
風水において、陰の気が強い木は以下のような特徴を持っています。
- 葉が大きく密集し、日陰を作りやすい
- 湿気を好み、ジメジメした環境を作る
- 成長が遅く、暗い印象を与える
- 常に下向きに枝が垂れ下がる
- 花が咲かない、または地味な花しか咲かない
これらの特徴を持つ木は、庭全体を暗くし、住人の気持ちまで沈みがちにすると考えられています。庭木を選ぶ際は、できるだけ明るく開放的な印象を与える木を選ぶことが風水的に推奨されています。
成長が早すぎる・大きくなりすぎる木
急速に成長する木や巨木になる木も、住宅の庭には不向きです。木が家を圧倒する大きさになると、住人の気が木に負けてしまうと風水では考えられています。
具体的には、ユーカリ、ポプラ、竹（真竹や孟宗竹）などがこれに該当します。これらの木は管理が難しく、根が広範囲に張るため、家の基礎や配管を傷める危険性もあります。庭木としては、成長がゆっくりで最終的な樹高が低い品種を選ぶことが賢明です。
棘がある木とツタ類の危険性
棘を持つ木は、風水では攻撃的なエネルギーを発するとされています。
バラ、サンザシ、ピラカンサなどの棘のある木は、人を傷つける可能性があるだけでなく、家族間の対立や争いを象徴すると考えられています。特に玄関や窓の近くに植えると、家に入る良い気を棘が攻撃し、追い払ってしまうと言われています。
また、ツタ類や絡みつく植物も風水では避けるべきとされています。ツタ類は家に絡みついて気の流れを妨げ、家を古く見せ、陰気な印象を与えます。特にドクダミのように地下茎で広がる植物は、一度繁殖すると駆除が困難で、庭の手入れを妨げる原因となります。
音に関連する名前の木
風水では言霊を重視するため、否定的な音を持つ名前の木は避けるべきとされています。
- 梨（なし）→「無し」を連想
- 桃（もも）→「喪喪」を連想
- 梅（うめ）→「埋め」を連想
このような言葉遊びは迷信的に思えるかもしれませんが、風水では言葉が持つエネルギーが実際に運気に影響すると考えられているため、名前にも注意を払う必要があります。
鬼門・裏鬼門に植えてはいけない木
鬼門（北東）と裏鬼門（南西）は、風水で最も重要視される方角です。これらの方角には、特に慎重に木を選ぶ必要があります。
一般的に、鬼門・裏鬼門には以下のような木を植えてはいけないとされています。
- 実のなる木全般
- 陰の気が強い木（びわ、柳など）
- 大きく成長する木
- 棘のある木
鬼門・裏鬼門に木を植える場合は、南天やヒイラギのような魔除けの効果がある木を選び、適切なサイズに管理することが推奨されています。これらの方角は清潔に保ち、陽の気を取り入れることが風水の基本です。
| 特徴 | 該当する木の例 | 風水的な影響 |
|---|---|---|
| 陰の気が強い | びわ、柳、椿 | 家全体が暗くなり、運気低下 |
| 成長が早すぎる | けやき、イチョウ、竹 | 家を圧迫し、住人の気を奪う |
| 棘がある | バラ、サンザシ、ピラカンサ | 攻撃的エネルギー、家族の対立 |
| 否定的な音の名前 | 梨、桃、梅（場所による） | 言霊による運気低下 |
| ツタ類 | アイビー、ドクダミ、ヘクソカズラ | 気の流れを妨げる、家が陰気に |
風水的に良くないとされる配置パターン
木の種類だけでなく、植える場所や配置も風水では重要です。ここでは、避けるべき配置パターンについて解説します。
家を囲むように植える配置
家の周囲をぐるりと木で囲む配置は、気の流れを完全に止めてしまうため、風水では最も避けるべきパターンの一つです。
このような配置では、外からの新鮮な気が家に入りにくくなり、内部の悪い気も出ていかず、淀んでしまいます。結果として、住人の運気が停滞し、健康面でも悪影響が出やすくなると考えられています。適度な開放感を保ち、風や光が自然に流れる配置を心がけることが大切です。
窓を完全に覆う配置
窓の前に木を植えて視界を完全に遮る配置も、風水では好ましくありません。窓は家の目であり、外界との重要な接点です。
窓が木で覆われると、陽の気（太陽の光）が家に入りにくくなり、室内が暗く陰気な空間になってしまいます。目隠しのために木を植える場合は、窓から少し離して植えるか、視線を遮る程度の高さに留め、光は通すように配慮しましょう。
玄関を圧迫する高木
玄関は気の入り口であり、風水で最も重要な場所の一つです。玄関前に大きな木を植えると、良い気が家に入れなくなります。
特に玄関の真正面に高木を植える配置は、「門冲」と呼ばれ、風水では最も避けるべき配置とされています。玄関周辺に木を植える場合は、玄関からやや離れた位置に配置し、木の高さも玄関を圧迫しない程度に抑えることが重要です。玄関前には、南天やヒイラギのような縁起の良い低木を植えることが推奨されています。
家の中心（中庭）に大木を植える
家の中心部分、特にコの字型やロの字型の家の中庭に大きな木を植えることは、風水では「困」の文字を作ることになり、非常に縁起が悪いとされています。
家の中心は気の集まる場所であり、そこに大きな木を植えると、家全体の気のバランスが崩れます。中庭がある場合は、芝生や低い草花、小さな石を配置し、開放感を保つことが風水的に理想的です。どうしても木を植えたい場合は、小さな低木にとどめ、定期的に剪定して大きくならないよう管理しましょう。
庭に植えると運気が上がる木【風水で庭に植えてはいけない木の代わりに】
ここまで庭に植えてはいけない木について解説してきましたが、では実際にどのような木を植えれば良いのでしょうか。風水では、陽の気を持ち、運気を上げる木がたくさんあります。ここでは、縁起の良い木と目的別の選び方をご紹介します。
風水で推奨される縁起の良い木
風水において推奨される木は、陽の気を持ち、家の運気を高める特徴があります。ここでは、特におすすめの木をご紹介します。
方角別のおすすめの木
風水では方角によって適した木が異なります。以下は方角別のおすすめです。
| 方角 | おすすめの木 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 東 | もみじ、梅（鬼門以外） | 健康運、成長運の向上 |
| 南東 | オリーブ、月桂樹 | 人間関係の改善、良縁 |
| 南 | 紅葉が美しい木、花木 | 名誉運、人気運の向上 |
| 南西（裏鬼門） | 南天、ヒイラギ | 家庭運の安定、魔除け |
| 西 | 金木犀、黄色い花の木 | 金運の向上 |
| 北西 | 松、常緑樹 | 仕事運、出世運の向上 |
| 北 | シマトネリコ、ソヨゴ | 財運、貯蓄運の向上 |
| 北東（鬼門） | 南天、ヒイラギ、白い花の木 | 変化運、魔除け |
目的別おすすめの庭木選び
庭木を選ぶ際は、風水だけでなく実用的な目的も考慮することが大切です。ここでは、目的別のおすすめをご紹介します。
目隠しに適した木（風水的にもOK）
プライバシーを守りたいけれど、風水的にも問題ない木を選びたい方におすすめなのが以下の樹種です。
シマトネリコ：常緑で成長が早く、葉が密集するため目隠し効果が高い。明るい印象を与え、陽の気を保ちます。
ソヨゴ：自然な株立ちの形が美しく、目隠しとして人気。常緑で一年中グリーンを楽しめます。
シラカシ：常緑の高木で、生垣としても使えます。成長がやや遅いため管理しやすく、風水的にも安定感があります。
ヤマモモ：常緑で目隠し効果が高く、実は食べられます（風水的には南天など食べられない実の方が無難ですが、適切に管理すれば問題ありません）。
目隠しの木を植える時は、窓を完全に覆わないように注意してね。光は入るけど視線は遮る、そんなバランスが理想的なんだよ。
玄関に植えると縁起の良い木
玄関は家の顔であり、気の入り口です。玄関に植える木は特に慎重に選ぶ必要があります。
- 南天：玄関脇に植える定番の縁起木。「難を転じる」効果で邪気を払います。
- 金木犀：香りが良く、金運を呼び込みます。ただし玄関から少し離して植えるのがベターです。
- ヒイラギ：魔除けの効果が高く、特に玄関が鬼門方角にある場合におすすめです。
- オリーブ：洋風の家に合い、平和と繁栄をもたらします。
- シマトネリコ：シンボルツリーとして玄関前に植えるのに最適。成長と繁栄を象徴します。
玄関の方角によっても適した木は変わります。北向きの玄関なら常緑樹、南向きなら花が咲く木、東向きなら成長の早い木が良いとされています。
実際に植えてよかった木の事例
実際に庭に植えて良かったという声が多い木をご紹介します。これらは風水的にも問題なく、実用性も高い樹種です。
植えてよかった木の共通点は、成長速度が適度で管理しやすく、見た目が美しく、風水的にも縁起が良い点です。庭木選びに迷ったら、これらの木から選ぶと失敗が少ないでしょう。
よくある質問【Q&A】
Q1：庭に絶対植えてはいけない木は？
風水的には、びわ、柳、イチジクが特に避けるべき木とされています。これらは陰の気が強く、家の運気を下げると考えられています。ただし、絶対に植えてはいけないというわけではなく、適切な配置と手入れを行えば影響を軽減できます。最も重要なのは、鬼門・裏鬼門に陰の気が強い木や果樹を植えないことです。
Q2：庭に植えると運気が上がる木は？
松、竹、南天、金木犀などが代表的な運気を上げる木です。これらは陽の気を持ち、邪気を払う効果があるとされています。特に南天は「難を転じる」という意味があり、鬼門・裏鬼門に植えるのに最適です。また、常緑樹は一年中陽の気を保つため、風水的に推奨されています。方角に合わせて適切な木を選ぶことで、さらに効果が高まります。
Q3：玄関に植えると縁起の良い木は？
玄関には南天、ヒイラギ、金木犀、オリーブ、シマトネリコなどが縁起が良いとされています。南天とヒイラギは魔除けの効果があり、金木犀は金運を呼び込みます。玄関の方角によっても適した木が変わりますが、基本的には陽の気を持つ常緑樹が推奨されます。ただし、玄関を圧迫するような大きな木は避け、適度な高さに管理することが重要です。
Q4：庭に実のなる木を植えると縁起が悪いのはなぜですか？
実が落ちて腐ることで穢れや陰の気を生むとされているためです。風水では、腐敗は陰の気を大量に発生させ、家全体の運気を下げると考えられています。また、実が成熟する過程で木が大量のエネルギーを吸収し、住人の生気まで奪うという解釈もあります。ただし、南天のように食べられない実をつける木は例外で、むしろ縁起が良いとされています。果樹を植える場合は、こまめな手入れと適切な配置が必要です。
Q5：既に縁起の悪い木を植えてしまった場合、どうすればいい？
既に植えてしまった場合は、以下の対策が考えられます。(1)適切に剪定して大きくしすぎない、(2)陽の気を持つ木を一緒に植えてバランスを取る、(3)鬼門・裏鬼門にある場合は移植を検討する、(4)どうしても気になる場合は伐採し、お祓いをしてから新しい木を植える。木には命があるため、伐採する際は感謝の気持ちを持って行うことが大切です。
Q6：風水を信じていない人でも、これらの木は避けるべき？
風水を信じるかどうかは個人の自由ですが、これらの木の多くは実用的な問題点も持っています。例えば、びわは葉が大きく日陰を作りすぎる、イチジクは根が強く家の基礎を傷める可能性がある、といった点です。風水的な側面を抜きにしても、庭木として管理しにくい樹種が多いため、参考にする価値はあるでしょう。最終的には、自分が気に入った木を植えることが何より大切です。
まとめ
- 風水で庭に植えてはいけない木の代表は、びわ、柳、イチジクなど陰の気が強い木
- 実のなる果樹は、実が腐敗して陰の気を生むため風水的に避けるべきとされている
- 南天のような食べられない実をつける木は、むしろ縁起が良く推奨されている
- 縁起の悪い木の特徴は、陰の気が強い、成長が早すぎる、棘がある、否定的な音の名前を持つなど
- 鬼門・裏鬼門には特に慎重に木を選び、魔除けの効果がある南天やヒイラギが適している
- 家を囲むように植える、窓を完全に覆う、玄関を圧迫するなどの配置は風水的に良くない
- 運気を上げる木としては、松、竹、南天、金木犀、もみじ、ヒイラギ、月桂樹、オリーブなどがおすすめ
- 方角によって適した木が異なり、東は健康運、西は金運、北は財運を高める木が良いとされる
- 目隠しには、シマトネリコ、ソヨゴ、シラカシなど常緑で明るい印象の木が風水的にも適している
- 玄関には南天、ヒイラギ、金木犀などの縁起の良い木を植えると、気の入り口が清められる
- 果樹を植える場合は、鬼門・裏鬼門を避け、こまめに手入れをして陰の気の発生を防ぐ
- 既に縁起の悪い木を植えている場合は、剪定や陽の気を持つ木との併植で対策できる
- 風水を信じない場合でも、実用的な問題点を考慮すると参考になる情報が多い
- 植えてよかった木として人気なのは、シマトネリコ、ヤマボウシ、ハナミズキなど管理しやすい樹種
- 庭木選びでは風水だけでなく、手入れのしやすさ、成長速度、目的なども総合的に考慮することが大切
庭に植える木は、風水的な観点だけでなく、実用性や美観も考慮して選ぶことが重要です。風水を参考にしながらも、最終的には自分や家族が気に入った木を植えることで、心地よい庭空間を作ることができるでしょう。
