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しきみを庭に植えてはいけない?4つの理由と対処法を徹底解説

しきみは仏事でよく見かける常緑樹ですが、庭に植えてはいけないと言われています。仏壇にお供えする植物として関西地方を中心に広く利用されているものの、実は植物で唯一劇物指定を受けるほどの強い毒性を持ち、子どもやペットがいる家庭では特に危険です。また、葬儀や法要で使われることから縁起が悪いと敬遠する方も多く、庭木としては不向きとされています。本記事では、しきみを庭に植えてはいけない具体的な理由や、すでに植えている場合の対処法、育てる際の注意点について詳しく解説します。

この記事のポイント
  • しきみが劇物指定される理由と毒性の危険性を理解できる
  • 子どもやペットへのリスクと縁起の悪さがわかる
  • 榊との違いや見分け方を具体的に学べる
  • すでに植えている場合の安全な対処法と管理方法がわかる
目次

しきみを庭に植えてはいけない理由

庭に植えてはいけない理由詳細
毒性の危険植物で唯一の劇物指定・全ての部位に猛毒アニサチン含有
子どもやペットのリスク誤食による中毒症状・けいれんや意識障害の危険性
縁起の悪さ葬儀や法要で使用・死を連想させる植物
風水的な問題仏教儀式専用の植物・日常空間には不適切

しきみの特徴と基本情報

しきみは、シキミ科シキミ属の常緑小高木で、日本全国の山地に自生し、特に仏教との関わりが深い植物です。別名「しきび」とも呼ばれ、地域によって呼び方が異なります。樹高は2メートルから10メートル程度まで成長し、葉は濃い緑色で光沢があり、枝先に集まるように付くのが特徴です。

春の3月から4月頃には、淡い黄色から黄緑色の小さな花を咲かせます。花びらは細長く、20枚から30枚ほどあり、独特の形状をしています。最大の特徴は強い香りで、枝や葉を乾燥させたものは抹香の原料として使われてきました。この香りには防虫効果があるとされ、古くから仏事に重宝されています。

項目内容
科名・属名シキミ科シキミ属
学名Illicium anisatum
別名しきび、ハナノキ、コウノキ
樹高2~10m
葉の特徴常緑、濃緑色、光沢あり、波打つ形状、肉厚で柔らかい
開花時期3~4月
花の色淡黄色、黄緑色
花言葉猛毒、甘い誘惑、援助
香り強い芳香(抹香の原料)
用途仏事、供花、抹香
法的指定果実が劇物指定(毒物及び劇物取締法)

果実は星形で、秋に熟すと8つから10個ほどの袋果が放射状に広がります。この見た目が中華料理で使われる八角(スターアニス)に似ているため、誤食事故が起こりやすく注意が必要です。

植物で唯一の劇物指定|しきみの毒性と危険性

しきみは植物としては唯一、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている非常に危険な植物です。

アニサチンという猛毒成分

しきみの毒性の主成分はアニサチンと呼ばれる神経毒です。アニサチンは神経伝達物質であるGABAに拮抗作用を示し、植物毒としては最強クラスに分類されます。1881年にヨハン・エイクマンによって初めて研究され、1952年にセスキテルペンであることが確認されました。

この毒成分は、花や葉、実、茎、根にいたるまで植物全体に含まれています。特に果実の種子には高濃度のアニサチンやネオアニサチンが含まれており、わずか1グラム程度の摂取でも重篤な中毒症状を引き起こす可能性があります。

中毒症状と致死リスク

しきみを誤食した場合、摂取後30分から数時間以内に以下のような症状が現れます。

症状の段階具体的な症状
初期症状吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、めまい、頭痛
中期症状興奮状態、幻覚、不安感、運動失調
重症時全身けいれん、意識障害、呼吸困難、昏睡
最悪の場合呼吸停止、心停止、死亡

実際に、日本中毒情報センターの報告によると、しきみの果実を八角と間違えて料理に使用し、中毒症状を起こした事例が複数報告されています。致死量は成人で数グラム程度とされており、子どもの場合はさらに少量でも危険です。

皮膚接触でも危険

しきみの危険性は誤食だけではありません。葉や茎、樹液に直接触れた場合でも、人によっては皮膚炎やかぶれ、アレルギー反応を起こすことがあります。剪定作業や手入れの際には、必ず手袋を着用し、肌の露出を避ける必要があります。

しきみの果実は劇物指定されていますが、栽培自体は法律で禁止されていません。ただし、取り扱いには十分な注意が必要です。

子どもやペットへの危険性

小さな子どもがいる家庭では、しきみを庭に植えることは絶対に避けるべきです。子どもは好奇心旺盛で、見慣れない果実や葉を口に入れてしまう危険性が非常に高いためです。

特に危険なのは、しきみの果実が秋に熟すと星形で魅力的な見た目になり、子どもの興味を引きやすいことです。また、椎の実やドングリと間違えて拾ってしまう可能性もあります。前述したように、しきみの致死量はわずか数グラム程度であり、子どもの場合はさらに少量でも命に関わる危険があります。

犬や猫などのペットも同様に危険です。ペットが庭で遊んでいる際に、葉や果実を誤って口にする可能性があります。

特に危険な対象リスクの理由
0~3歳の幼児何でも口に入れる時期・判断力がない
4~6歳の幼児木の実採集に興味・見た目で判断してしまう
犬・猫草を食べる習性・誤食の危険
小動物(ウサギなど)体が小さく少量でも致命的

万が一、子どもやペットがしきみを口にした疑いがある場合は、直ちに医療機関を受診してください。その際、しきみの葉や果実を持参すると、適切な処置を受けやすくなります。

しきみが縁起が悪いとされる理由

しきみが庭に植えてはいけないとされるもう一つの大きな理由は、葬儀や法要など死者を弔う場面で使用される植物であることです。この習慣から、しきみは死や不幸を連想させるとして、日常生活の空間である庭に植えることが敬遠されています。

仏教との深い結びつき

しきみが仏事に使われるようになった歴史は古く、日本に仏教が伝来した時代にまで遡ります。空海が中国から持ち帰ったとも言われ、真言宗や天台宗などの仏教宗派では、特に重要な供花として扱われてきました。現在でも、浄土真宗などでは仏壇にしきみを供える習慣が根強く残っています。

関西地方では、スーパーマーケットでも仏壇用のしきみが販売されているほど、日常的に使用されています。しかし、これはあくまでも仏事専用であり、庭木として楽しむものではないという認識が一般的です。

土葬時代の動物除けとしての役割

しきみが墓地周辺に植えられるようになった理由の一つに、その毒性を利用した動物除けの効果があります。かつて土葬が主流だった時代、遺体を野生動物から守るために、墓の周りにしきみが植えられました。強い毒性を持つしきみは、動物が近づくのを防ぐ役割を果たしていたのです。

このような背景から、しきみは墓地や葬儀と強く結びついた植物となり、生活空間である家の庭に植えるものではないという考え方が定着しました。

神道を信仰する家庭での忌避

特に神道を信仰する家庭では、しきみを庭に植えることは避けられる傾向があります。神事では榊が使用され、仏事で使うしきみとは明確に区別されています。神棚がある家庭で、仏事専用のしきみを庭に植えることは、宗教的な観点からも不適切とされています。

しきみの風水における意味

風水の観点からも、しきみを庭に植えることは推奨されていません。しきみは陰の気を持つ植物とされ、家庭の明るい気を停滞させると考えられています。

風水では、庭に植える植物は家全体の運気に影響を与えると考えられています。特に玄関周りや庭の中心部に陰の気が強い植物を植えると、家族の健康運や仕事運、金運などに悪影響を及ぼすとされています。しきみのように葬儀と深く結びついた植物は、生気を吸収してしまうという考え方もあります。

ただし、しきみは仏教儀式においては浄化や魔除けの力があるとされており、寺院や墓地での使用は適切とされています。あくまでも日常生活の空間である家の庭には不向きということです。

しきみと榊の違いと見分け方

しきみと榊はどちらも常緑樹で緑色の葉を持つため、見た目が似ていると思われがちですが、実際には全く異なる植物です。しきみはシキミ科、榊はツバキ科に属し、使用目的も明確に分かれています。

スクロールできます
比較項目しきみ(樒)榊(さかき)
科名シキミ科ツバキ科
用途仏事専用神事専用
葉の形状波打っている・肉厚で柔らかい平らで硬い・楕円形
葉のつき方枝先に複数枚が集まる・向きがバラバラ枝から左右交互に1枚ずつ・同じ方向
葉の色薄い緑色・やや明るめ濃い深緑色・光沢が強い
香り強い芳香ありほとんど無臭
花の色淡黄色・黄緑色白色
毒性全体に猛毒あり無毒
販売場所仏具店・関西のスーパー花屋・神具店
しきみと榊の主な違い

簡単な見分け方のポイント

購入する際に間違えないように、以下のポイントを覚えておくと便利です。

葉が1箇所から複数枚出ていて、薄緑色で香りが強いのがしきみです。葉が左右交互に1枚ずつ付いて、濃い緑で香りがほとんどしないのが榊です。

特に、手に取って葉を軽く揉んでみると、しきみは独特の強い香りがしますが、榊はほとんど香りがしません。また、葉の硬さも大きな違いで、しきみは肉厚で柔らかく、榊は硬くてしっかりしています。

しきみの花言葉が示す危険性

しきみの花言葉は「猛毒」「甘い誘惑」「援助」です。この花言葉自体が、しきみの危険性を端的に表しています。

「猛毒」という花言葉は、言うまでもなくその強い毒性を示しています。「甘い誘惑」は、美しい花や魅力的な星形の果実が人を引き寄せる一方で、実は危険が潜んでいることを暗示しています。そして「援助」は、仏事において死者の旅立ちを助けるという意味合いがあるとされています。

このように、しきみの花言葉は植物の特性や歴史的背景を反映しており、庭に植える植物としては不適切であることを示唆しています。

しきみを庭に植えてしまった場合の対処法と管理方法

対処法適用ケース
専門業者に依頼して完全除去子どもやペットがいる家庭・最も安全な方法
柵で囲い厳重管理どうしても残したい場合・人が触れない場所限定
鉢植えに変更サイズをコントロールしたい場合・移動可能
適切な剪定と監視既存の樹木を維持する場合・定期的な管理必須

すでに植えてあるしきみの安全な処分方法

すでに庭にしきみが植えてあり、小さな子どもやペットがいる場合は、速やかに専門業者に依頼して処分することを強くおすすめします。特に劇物指定されている植物であるため、素人が安易に処理することは避けるべきです。

STEP
専門業者への依頼

造園業者や植木屋に連絡し、しきみの処分を依頼します。その際、毒性がある植物であることを必ず伝えてください。業者は適切な防護具を着用し、安全に作業を行います。

STEP
根からの完全除去

しきみは根にも毒性があるため、地上部だけでなく根まで完全に掘り起こす必要があります。根が残っていると再び芽が出る可能性があります。

STEP
適切な廃棄処理

伐採したしきみは、自治体の規定に従って廃棄します。多くの自治体では、植物ゴミとして処理できますが、劇物であることから焼却処分が推奨されます。

自分で処分する場合は、必ず厚手の手袋とゴーグル、長袖長ズボンを着用し、肌の露出を避けてください。作業後は手や顔をよく洗い、使用した工具も洗浄します。

切り取った枝葉や果実は、子どもやペットが触れない場所で一時保管し、できるだけ早く処分してください。放置すると誤食の危険性が高まります。また、剪定枝を他の植物ゴミと混ぜて保管することも避けましょう。

どうしても育てたい場合の管理ポイント

どうしてもしきみを庭に残したい場合は、以下の条件を満たす必要があります。

子どもやペットがいない家庭限定で、かつ近隣にも配慮した管理が必須です。

管理項目具体的な対策
植栽場所人が立ち入らない奥まった場所・道路から離れた位置
柵の設置高さ1.5m以上の頑丈な柵で囲う・鍵付きが理想
警告表示「毒性植物・触れないでください」と明記した看板設置
果実の処理開花後は必ず実がつく前に剪定・落果があれば即座に回収
定期点検週1回は状態を確認・落ち葉や枝の清掃
来客への説明訪問者に毒性があることを必ず伝える

特に、近隣に子どもが多い住宅街では、たとえ自分の敷地内であっても、万が一の事故を防ぐために植えないことが望ましいでしょう。

しきみの剪定時期と方法

しきみを育てる場合、適切な剪定は必須です。剪定の最適時期は6月中旬から7月とされています。この時期は、春に芽吹いて伸びた枝がしっかりと固くなり、剪定による樹木へのダメージが少ないためです。

冬の1月から2月も剪定可能ですが、基本的には6月以降であればあまり時期を選ばず剪定できます。しきみは芽吹く力や枝葉を伸ばす力が強く、太い枝を切ってもよく芽を出すので、強い刈り込みにも耐えられる特性があります。

剪定の種類方法目的
透かし剪定込み合った枝を間引く・内側の枝を整理風通しと日当たり改善・病害虫予防
切り戻し剪定伸びすぎた枝を短く切る・樹形を整える高さや幅のコントロール
枯れ枝除去枯れた枝や病気の枝を根元から切る樹木の健康維持
刈り込み剪定生垣の場合は表面を整える美観の維持

剪定作業では必ず厚手の手袋を着用し、肌に樹液がつかないよう注意してください。剪定後は切り口に癒合剤を塗布すると、病気の侵入を防げます。

剪定で出た枝葉は、絶対に庭に放置せず、すぐにゴミ袋に入れて密閉し、速やかに処分してください。子どもやペット、野生動物が触れる可能性を完全に排除する必要があります。

しきみが枯れる原因と育て方のコツ

しきみは比較的丈夫な植物ですが、いくつかの弱点があります。特に乾燥、西日、寒さに弱いという特徴があります。

管理項目注意点対策
水やり乾燥に弱く水切れすると葉が落ちる土の表面が乾いたらたっぷり水を与える・夏は朝夕2回
日当たり西日に当たると葉焼けする午前中の日差しが当たる半日陰が理想・西日を避ける
寒さ対策霜や寒風で葉が傷む寒冷地では防寒ネットや敷きワラで保護
土壌水はけが悪いと根腐れする腐葉土を混ぜた水はけの良い土を使用
肥料肥料が少ないと成長が鈍る2月と9月に緩効性肥料を施す
病害虫こうやく病やカイガラムシが発生月2~3回の薬剤散布・風通し改善

植え付けの適期は4月中旬から5月中旬、または9月下旬から10月中旬です。この時期に植えると、根がしっかりと張り、翌年からの成長が良好になります。

鉢植えで育てる場合は、サイズを1~2メートル程度に抑えられ、管理がしやすくなります。また、万が一処分が必要になった際も、地植えより容易です。

しきみを仏壇に飾る場合の正しい配置

しきみは庭に植えるものではありませんが、仏壇に供える場合は正しい配置があります。特に浄土真宗では、しきみを仏壇に常時飾る習慣があります。

仏壇に飾る際は、仏壇の両脇に一対で配置するのが一般的です。根付きのしきみを購入し、小さな鉢に植えて飾ることもあります。ただし、毒性があることを忘れず、子どもの手の届かない場所に設置してください。

枯れた葉や落ちた葉は速やかに処分し、水替えの際にも素手で触らないよう注意が必要です。処分する際は、新聞紙などに包んでゴミ袋に入れ、他のゴミと明確に分けることが望ましいでしょう。

よくある質問

しきみは法律で栽培が禁止されていますか?

いいえ、しきみの栽培自体は法律で禁止されていません。ただし、果実は毒物及び劇物取締法により劇物に指定されているため、取り扱いには十分な注意が必要です。販売や譲渡の際には劇物としての規制があります。

しきびとしきみに違いはありますか?

しきびとしきみは同じ植物で、地域による呼び方の違いです。西日本では「しきび」、東日本では「しきみ」と呼ばれることが多い傾向があります。漢字では「樒」と書きます。

しきみの毒は触っただけでも危険ですか?

触れただけで重篤な中毒症状が出ることは稀ですが、人によっては皮膚炎やかぶれ、アレルギー反応を起こすことがあります。樹液が肌につくとかぶれる可能性があるため、剪定などの作業では必ず手袋を着用してください。

しきみの実を誤食してしまった場合はどうすればいいですか?

直ちに医療機関を受診してください。可能であれば、誤食したしきみの実や葉を持参すると、医師が適切な処置を判断しやすくなります。無理に吐かせたり、水や牛乳を飲ませたりせず、すぐに救急車を呼ぶか病院に向かってください。

関西ではスーパーでしきみが売られているのはなぜですか?

関西地方、特に浄土真宗の信者が多い地域では、しきみを仏壇に供える習慣が根強く残っているためです。しきみは仏教において供花として格が高いとされ、日常的に仏壇に飾る家庭が多いため、スーパーでも販売されています。

しきみと八角はどう違いますか?

しきみ(Illicium anisatum)と八角(トウシキミ、Illicium verum)は見た目が非常に似ていますが、別の植物です。八角は中華料理のスパイスとして使われる食用植物ですが、しきみは猛毒です。果実の形状が酷似しているため、誤食事故が起きています。絶対に間違えないよう注意が必要です。

しきみを庭木として育てている家は違法ですか?

違法ではありません。しきみの栽培や庭木としての植栽は法律で禁止されていません。ただし、果実が劇物指定されているため、子どもやペットがいる環境では非常に危険です。また、近隣への配慮も必要です。

しきみの香りには毒性がありますか?

しきみの香り自体に毒性はありません。香り成分は抹香として古くから使用されており、香りを嗅ぐだけで中毒症状が出ることはありません。ただし、葉や枝を揉んだり折ったりすると樹液が出て、それが肌につくとかぶれる可能性があります。

しきみを庭に植えてはいけない理由と安全な対処法

  • しきみは植物で唯一、毒物及び劇物取締法により劇物指定を受けている危険な植物
  • 全ての部位に神経毒アニサチンが含まれ、特に果実には致死量レベルの毒性がある
  • 誤食すると嘔吐、けいれん、意識障害、最悪の場合は死亡する危険性がある
  • 小さな子どもやペットがいる家庭では絶対に庭に植えてはいけない
  • 果実が八角に似ているため誤食事故が多く報告されている
  • 葬儀や法要で使われるため死や不幸を連想させ縁起が悪いとされる
  • 風水では陰の気を持つ植物とされ家庭の運気を下げるとされる
  • しきみはシキミ科で仏事用、榊はツバキ科で神事用と明確に用途が分かれている
  • 見分け方は葉の付き方と香りが決め手で、しきみは複数枚が集まり強い香りがある
  • すでに植えている場合は専門業者に依頼して根から完全除去するのが最も安全
  • どうしても育てる場合は人が触れない場所に柵を設置し厳重管理が必須
  • 剪定の最適時期は6月中旬から7月で、作業時は必ず厚手の手袋を着用する
  • 乾燥、西日、寒さに弱いため水やりと日当たり管理が重要
  • 剪定枝や落ち葉は速やかに処分し、絶対に庭に放置しない
  • 仏壇に飾る場合も子どもの手が届かない場所に配置し取り扱いに注意する

しきみは、その強い毒性と縁起の悪さから、庭に植える植物としては全く適していません。特に小さな子どもやペットがいる家庭では、万が一の事故を防ぐため、絶対に植えないでください。すでに植えてある場合は、速やかに専門業者に依頼して安全に処分することを強くおすすめします。どうしても育てる場合でも、人が触れない場所で厳重な管理を行い、近隣への配慮も忘れないようにしましょう。

(参考:厚生労働省「毒物及び劇物取締法」NPO法人千葉県森林インストラクター会日本中毒学会

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